2026年7月のECモール仕様変更まとめ|Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングほか
この記事の結論
2026年7月に在庫・価格の連携へ直接影響したのは、Yahoo!ショッピングの支払い方法名称の値変更(7月16日)と、AmazonのSP-API 7月度リリース(7月29日)です。メルカリShopsは予約商品の注文確定前キャンセルで在庫を戻す設定を追加しました(初期値はオフ)。楽天市場・au PAYマーケット・Qoo10は公開情報の範囲で該当する変更を確認できず、eBayは7月1日から対象6サイトで手数料を改定しています。
- Yahoo!ショッピングは7月16日以降の注文でPayMethodNameが「PayPay残高等」から2つの値に分離した
- AmazonのListings Items APIは同一リージョン内の複数マーケットプレイスを1リクエストで扱えるようになった
- Product Pricing APIの競合サマリーにpromotions配列が追加され、表示価格と実質価格の差を追えるようになった
- メルカリShopsは7月22日から予約商品の注文確定前キャンセル時の在庫戻しを店舗ごとに設定できるようになった(初期値はオフ)
- eBayは7月1日から対象6サイトで手数料を改定し、米英は評価Below Standardが4か月続くと7%が上乗せされる
対象期間
2026-07
今月の要点
- 在庫と価格の連携に直接効いたのは Yahoo!ショッピングと Amazon の2つでした。Yahoo!ショッピングは7月16日のリリースで支払い方法名称の値が変わり、Amazon は7月29日公開のリリースノートで Listings Items API と Product Pricing API に実務上の変更が入っています。
- メルカリShops は7月22日から、予約商品が注文確定前にキャンセルされたときに在庫を自動で戻すかどうかを、店舗ごとに設定できるようになりました。初期値は「在庫を戻さない」なので、何もしなければ挙動は変わりません。
- 楽天市場・au PAY マーケット・Qoo10 については、公開情報を当たった範囲で、7月中に在庫・価格連携へ影響する仕様変更は確認できませんでした。
- 越境では eBay が7月1日から対象6サイトで販売手数料とセラーパフォーマンス関連手数料を改定しました。ただし料率の中身は公式の告知ページに載っておらず、各マーケットプレイスの手数料ページを見に行く必要があります。
なお、本記事に出てくる手数料や料率は、2026年8月1日時点で各社の公式ページおよび報道で確認できた表記です。適用条件は店舗ごとに異なることがあるので、最終的には自分の管理画面で確認してください。
Amazon
Listings Items API が同一リージョン内の複数マーケットプレイスに対応
Listings Items API v2021-08-01 の marketplaceIds パラメータが、同一リージョン内の複数マーケットプレイスIDを受け付けるようになりました。これまで国ごとに分けて投げていた取得系のリクエストを、1回にまとめられます。
いつから: 2026年7月29日公開の7月度リリースノートに記載。告知自体は7月15日のチェンジログにも出ています。
誰に影響するか: 日本に加えて北米や欧州のマーケットプレイスを持っている出品者です。リクエスト数が減るぶん、スロットリングに当たりにくくなります。日本だけで運用している場合、直接の恩恵はありません。
同じ7月15日の告知では、商品タイプ属性と列挙値の7月分の更新にも触れられています。商品登録を自動化している場合は、地域ごとに属性の期待値を持っているかを確認しておいてください。
Product Pricing API の競合サマリーにプロモーション情報が追加
Product Pricing API v2022-05-01 の getCompetitiveSummary に promotions 配列が加わりました。プロモーションの種別と割引額、それに節約額が取得できます。
いつから: 2026年7月29日のリリースノート。
誰に影響するか: 価格自動改定を組んでいる出品者です。これまでは表示価格だけを見て競合を判断していたところに、プロモーションで実質いくらになっているかという情報が乗ります。値下げ判断のロジックを持っている人は、表示価格に反応して不要な追随をしていないか、この機会に見直せます。
入出金まわりのAPIが増えた
Finances v2024-06-19 に、期間や決済単位で集計を返す listSummary と、残高を返す listBalances が追加されました。listTransactions は SETTLEMENT_ID でのフィルタに対応しています。あわせて Transfers v2024-06-01 に listPayouts と listExpectedPayouts が入り、入金予定を機械的に取れるようになりました。請求書データを扱う Invoices API v2026-06-25 も新設されています。
いつから: 2026年7月29日のリリースノート。
誰に影響するか: 資金繰りを表計算で管理している出品者です。入金予定日と金額を人が転記している運用なら、置き換えを検討できます。
そのほかの7月の告知
- 7月1日: EUストア向けにFBM(出品者出荷)のパフォーマンス要件が変更。あわせて Product Type Definitions API のタイトル構造と、External Fulfillment API の出荷ステータスの扱いにも変更が入りました。
- 7月8日: Invoice by Amazon が VCS Lite の出品者へ拡大。Invoices API がブラジルストアのFBA出荷向けにキャンセルXMLへ対応。
- 7月29日: Amazon Buy Shipping に新たに5社の配送業者アカウントを接続できるようになりました。ただしチェンジログの告知には配送業者名も対象国も書かれていないため、自分のマーケットプレイスで使えるかは管理画面で確認してください。
7月29日のリリースノートには、ほかに Fulfillment Inbound v2024-03-20 への discounts フィールド追加、Fulfillment Outbound v2026-07-04 の新バージョン公開、Orders API v2026-01-01 への cancellationExecution 追加も含まれています。
モデル定義のリポジトリを見ると、7月29日から31日にかけて Listings、Product Pricing、Finances、Transfers、Fulfillment Outbound の更新が集中しています。SDKを自動生成している場合は、この期間の差分をまとめて取り込むのが効率的です。
出典: SP-API リリースノート / SP-API チェンジログ / selling-partner-api-models のコミット履歴
楽天市場
7月に更新があったのは、公開API群である楽天ウェブサービスのほうです。店舗運営で使う RMS 側の在庫・価格連携について、7月中の仕様変更は公開情報からは確認できませんでした。この2つは別系統なので、混同しないようにしてください。
楽天ウェブサービスの Ichiba API に新バージョン
7月7日、IchibaAttribute/Search、IchibaGenre/Search、IchibaItem/Search の3つにバージョン 20260701 が追加されました。旧バージョン 20260401 は2027年1月18日で終了します。
誰に影響するか: 商品リサーチや競合価格の調査に楽天ウェブサービスを使っている人です。受注や在庫の連携には関係しません。7月21日には楽天トラベル系APIにも新バージョン 20260731 が出ており、こちらは旧版 20170426 が同じ2027年1月18日に終了します。
RMS向けAI機能の状況
楽天は7月7日、楽天市場のAI活用に関する説明会を開きました。報道によれば、約5万の出店店舗のうち約半分が毎月なんらかの形でAI機能を使っており、4月30日に提供が始まった「データ分析エージェント」では利用店舗の72.9%が追加の分析を実施しているとしています。
これは仕様変更ではなく現況の共有ですが、店舗運営の分析をモール側の機能で完結させる流れが強まっている点は押さえておいてよいと思います。
出典: 楽天ウェブサービス ブログ / 日本ネット経済新聞の記事
Yahoo!ショッピング
支払い方法名称の値が7月16日から変わった
PayMethod が payment_a17 のとき、PayMethodName の値がこれまでの「PayPay残高等」から、「PayPay残高」と「PayPayポイント」に分かれました。対象は注文詳細API、注文検索API、注文内容変更API。7月16日のリリース以降に発生した注文が対象で、それ以前の注文の値は変わりません。告知は6月12日に出ていました。
誰に影響するか: 受注データを取り込んで支払い方法ごとに処理を分けている店舗です。特に、値を文字列の完全一致で判定している自作スクリプトや連携設定は、7月16日以降の注文で条件から外れます。エラーにならず「該当なし」として静かに通り抜けるため、気づきにくい類の変更です。7月16日以降の注文で分類が空になっているものがないか、一度さかのぼって確認することをおすすめします。
ソーシャルギフト種別に値が追加
7月17日、注文詳細APIと注文検索APIに、ソーシャルギフト種別(SocialGiftType)の定義として3(ほしい物リストの注文)と4(応援リストの注文)が追加されました。あわせて注文ライン追加APIにエラーコード od90194 と od90195 が追加されています。
誰に影響するか: 注文の種別で出荷フローを分けている店舗です。想定外の値が来たときに処理を止める作りになっていると、該当注文が滞留します。
7月2日のメンテナンスと商品検索APIの追記
7月2日の2時から7時30分(予定)にかけてシステムメンテナンスが行われ、この時間帯にアフィリエイト経由で受注した注文について、注文ステータス変更APIでの完了処理がエラーになる可能性がありました。作業後にリトライすれば処理できるという案内です。
7月31日には商品検索API(v3)で、hits/seller/url と hits/review/url のレスポンスフィールドの説明が追記されました。仕様そのものの変更ではなく、ドキュメントの明確化です。
出典: Yahoo!ショッピングAPI 更新履歴(2026年) / 7月2日メンテナンスの告知
メルカリShops
予約商品の在庫戻しを店舗ごとに設定できるようになった
7月22日、予約商品が「注文確定前」にキャンセルされた際に、キャンセル分の在庫を自動で戻すかどうかを、ショップごとに設定できるようになりました。ショップ管理画面の「設定 > 注文キャンセル時の在庫戻し」で「在庫を戻す」と「在庫を戻さない」を選びます。
初期設定は「在庫を戻さない」です。 つまり設定を変えなければ従来どおりの挙動で、勝手に在庫が動くことはありません。また対象は予約商品の注文確定前キャンセルに限られ、注文確定後のキャンセルや通常注文は対象外です。
誰に影響するか: メルカリShopsで予約販売をしている店舗です。これまでキャンセル後に手作業で在庫を戻していたなら、この設定を有効にすることで戻し忘れによる取りこぼしを減らせます。
ただし他モールと在庫を共有している場合は、有効にする前に一度立ち止まってください。設定をオンにすると、外部の在庫連携ツールから見て、自分が指示していないタイミングでモール側の在庫数が増えることになります。連携が「自社の在庫数をモールへ一方向に押し出す」設計なら次の同期で上書きされるので実害は出にくいのですが、「モール側の在庫を正とする」設定を混ぜている場合は数が食い違う余地があります。オンにするかどうかは、同期の向きを確認してから決めるのが安全です。
出典: 予約注文がキャンセルされた際に在庫を自動で戻せるようになりました / メルカリShops 新機能・アップデート情報まとめ
au PAY マーケット
店舗向けのお知らせを見る限り、7月は在庫・価格連携に影響する仕様変更を確認できませんでした。掲載されていたのはリコール情報の更新、三太郎の日のアクセス集中に関する協力依頼、決済サービスのメンテナンス、7月15日のアプリ・サイト画面の改善、7月29日に出た熊本県の地震による配送影響の案内などです。
一方、消費者向けには7月1日に大きな予告が出ています。auコマース&ライフのプレスリリースによると、購入状況に応じてダイヤモンド・ゴールド・シルバー・ブロンズ・レギュラーの5段階に分かれる「会員ランク」が10月1日に始まります。これに伴い、「買い得メンバーズ」のポイント還元と「買い得クーポン」、そしてサンキュー配送の「Pontaパス特典(いつでも1%ポイント還元)」が、2026年10月1日9時59分をもって提供終了となります。あわせて10月4日から毎週日曜日のサンキュー配送「日曜特典」がリニューアルされ、Pontaパス会員の還元率が最大5%から最大6%へ、月間の還元上限が500ポイントから1,000ポイントへ変わります。
誰に影響するか: au PAY マーケットで日曜の売上比率が高い店舗です。制度が変わる10月をまたいで、曜日別の売れ方が変化する可能性があります。9月までのデータをそのまま基準にして仕入れ数を決めると読み違えるので、10月に入ったら早めに実績を見直してください。
出典: au PAY マーケット 店舗向けお知らせ / au公式のトピック(会員ランク) / auコマース&ライフのプレスリリース(2026年7月1日)
Qoo10
7月は在庫・価格連携に影響する仕様変更を確認できませんでした。公式のお知らせページは調査時点でアクセスできず(523エラー)、確認できたのは業界メディア経由の情報だけです。
7月27日、eBay Japan が「Qoo10 Seller Conference 2026」を8月25日にザ・プリンス パークタワー東京で開催すると発表しました。Qoo10としてはカテゴリを限定しない初の全セラー向けカンファレンスで、プラットフォーム戦略やユーザー分析といったセッションが予定されています。事前申込制かつ完全招待制で、一部に抽選による特別招待枠が設けられます。対象は法人のEC販売事業者で、同業他社・EC運営代行事業者・個人事業主・個人は対象外です。当日の様子は後日「Qoo10大学」で公開される予定とされています。
誰に影響するか: Qoo10に出店している法人事業者です。この場で今後の仕様や支援策が示される可能性があるので、8月末は注意しておいてよいと思います。
eBay
7月1日から対象6サイトで手数料が変わった
ドイツ、米国、英国、オーストラリア、フランス、イタリアの各サイトで、7月1日から販売手数料とセラーパフォーマンス関連の手数料が変更されました。
パフォーマンス面では、米国と英国でアカウント評価が「Below Standard」の状態が4か月以上続くと落札手数料に7%が上乗せされます。イタリアでは特定の指標が「Very High」の状態が4か月以上続く場合に5%の上乗せがあります。
誰に影響するか: 日本から越境でこれらのサイトに出品している事業者です。特にパフォーマンス指標が悪化しかけているアカウントは、4か月という連続期間の条件があるため、早めに手を打てば上乗せを回避できます。
ひとつ注意点があります。今回の告知ページには、カテゴリー別の具体的な料率も、どのカテゴリーが対象かの一覧も載っていません。eBay 自身が、変更の内容はマーケットプレイスごとに異なるとしたうえで、詳細は各マーケットプレイスの手数料ページを参照するよう案内しています。「7月から中古が安くなった」といった要約が出回ることがありますが、少なくともこの公式告知ページからは確認できませんでした。自分が出品しているサイトの手数料ページで、自分のカテゴリーの数字を直接確認してください。
出典: eBay 公式の告知ページ
ヤフオク!(参考)
モール本体の仕様変更ではありませんが、リユース仕入れの人向けに1件だけ。
7月22日、Nintendo Switch 2 本体の出品禁止が解除されました。告知では「発売から一定期間が経過し、取引環境への影響も落ち着いたことから」という説明で、現在はヤフオク!とYahoo!フリマの両方に出品できるとされています。
このほか7月には、取引ナビの画面と機能の一部変更、および送料落札者負担でも鑑定付き出品ができるようになった件(いずれも7月13日)、「AIによる要約」の導入(7月17日)、画像の掲載に関するルールなどを含むガイドライン細則の改定予告(7月27日)が告知されています。
出典: Nintendo Switch 2 の出品禁止解除のお知らせ / ヤフオク! お知らせ一覧
9月以降に控えている変更
8月そのものに大きな期日は多くありませんが、9月と10月に影響の大きい変更が控えています。8月のうちに手を打っておく前提で挙げます。
Yahoo!ショッピングの出店プラン改定(2026年9月から)
報道各社によれば、月額システム利用料1万円(税抜)と売上ロイヤリティ2.5%が新たに発生し、LINEショッピングタブ経由の販売にはカテゴリー別で2%から4%のチャネル掲載料がかかります。一方でこれまで売上の1.5%だったキャンペーン原資負担は廃止され、プロモーションパッケージは3%から2%へ引き下げられるとされています。初期費用は引き続き無料です。
これはモール横断の利益計算に直接効く変更です。Yahoo!ショッピングの1件あたり利益が変わるので、他モールとの価格差のつけ方や、どのモールに在庫を厚く配分するかの判断が影響を受けます。ここに書いた数字はいずれも報道ベースで、LINEヤフーの公式リリースは今回確認できていません。詳細は出店ストアへ個別に案内されているので、必ず自分の管理画面で条件を確認してください。
au PAY マーケットの会員ランク(10月1日)とサンキュー配送の見直し(10月4日)
前述のとおりです。「買い得メンバーズ」のポイント還元と「買い得クーポン」、サンキュー配送のPontaパス特典は、10月1日9時59分で終了します。
Qoo10 Seller Conference 2026(8月25日)
完全招待制で一部に抽選枠があります。参加を狙うなら申し込み状況を確認しておいてください。
楽天ウェブサービスの旧バージョン終了(2027年1月18日)
Ichiba API の 20260401 と楽天トラベル系API の 20170426 が終了します。まだ先ですが、リサーチツールを自作している場合は移行の予定を立てておく時期です。
この連載について
ClariaSync 編集部では、複数のモールに在庫を置いている事業者向けに、モールの仕様変更を月次でまとめています。方針は3つあります。
ひとつめは、必ず一次情報に当たること。各モールの公式チェンジログや開発者向けドキュメントを実際に開いて確認したものだけを載せます。業界メディアの記事は補助として使い、その場合は出典として明示します。今月でいえば eBay の手数料変更について、公式ページに書かれていない料率の話が出回っていましたが、確認できなかったので書いていません。
ふたつめは、変更がなかったモールには「変更がなかった」と書くこと。毎月すべてのモールに動きがあるわけではありません。項目数を揃えるために薄い話題を混ぜると、本当に見るべき変更が埋もれます。
みっつめは、その変更が誰に影響するかまで書くこと。仕様の要約だけでは、自分に関係があるかどうかを読者が判断できません。今月でいえば Yahoo!ショッピングの支払い方法名称の変更は、値を文字列で判定している人にとってはすぐ手を打つべき話で、そうでない人には関係のない話です。その線引きを毎回はっきりさせます。
ClariaSync は、複数モールの在庫同期、下限価格と上限価格を踏まえた価格改定、モール別の手数料を反映した利益計算を扱うサービスです。今回のような仕様変更は、連携の設定を組んだ当時の前提を静かに崩していきます。動いているように見えて実は取りこぼしている、という状態がいちばん厄介なので、月に一度は棚卸しの材料としてこの記事を使ってもらえればと思います。
変更の一覧
- AmazonListings Items API v2021-08-01 が同一リージョン内の複数マーケットプレイスIDに対応2026-07-29
marketplaceIds が同一リージョン内の複数マーケットプレイスを受け付けるようになり、1リクエストで複数国のリスティング情報を取得できる。告知自体は7月15日のチェンジログにも掲載。
https://developer-docs.amazon.com/sp-api/docs/sp-api-release-notes
- AmazonProduct Pricing API v2022-05-01 の getCompetitiveSummary に promotions 配列が追加2026-07-29
プロモーションの種別・割引額・節約額が取得可能になった。表示価格と実質価格の差を踏まえた価格改定ロジックが組める。
https://developer-docs.amazon.com/sp-api/docs/sp-api-release-notes
- AmazonFinances と Transfers に入出金系オペレーションを追加、Invoices API を新設2026-07-29
Finances v2024-06-19 に listSummary / listBalances、listTransactions に SETTLEMENT_ID フィルタ。Transfers v2024-06-01 に listPayouts / listExpectedPayouts。請求書取得用の Invoices API v2026-06-25 が新設。
https://developer-docs.amazon.com/sp-api/docs/sp-api-release-notes
- AmazonEUストア向け FBM パフォーマンス要件の変更ほか2026-07-01
EUストアで出品者出荷のパフォーマンス要件が変更。あわせて Product Type Definitions API のタイトル構造と、External Fulfillment API の出荷ステータスの扱いにも変更が入った。
- 楽天市場楽天ウェブサービス Ichiba API に新バージョン 202607012026-07-07
IchibaAttribute/Search、IchibaGenre/Search、IchibaItem/Search の3APIに新版が追加。旧版 20260401 は2027年1月18日で終了。店舗運営のRMSとは別系統の公開APIで、在庫・受注連携には影響しない。
- Yahoo!ショッピングPayMethodName の値が「PayPay残高等」から「PayPay残高」「PayPayポイント」に分離2026-07-16
PayMethod が payment_a17 の場合の支払い方法名称が2つに分かれた。対象は注文詳細API・注文検索API・注文内容変更API。7月16日リリース以降の注文が対象で既存注文は不変。告知は6月12日。
https://developer.yahoo.co.jp/webapi/shopping/changelog/2026/
- Yahoo!ショッピングSocialGiftType に値3(ほしい物リスト)と4(応援リスト)を追加2026-07-17
注文詳細APIと注文検索APIに定義を追加。あわせて注文ライン追加APIにエラーコード od90194 と od90195 が追加された。
https://developer.yahoo.co.jp/webapi/shopping/changelog/2026/
- メルカリShops予約商品の注文確定前キャンセル時の在庫戻しをショップごとに設定可能に2026-07-22
ショップ管理画面の「設定 > 注文キャンセル時の在庫戻し」で在庫を戻すか戻さないかを選択できる。初期設定は「在庫を戻さない」。対象は予約商品の注文確定前キャンセルのみで、注文確定後のキャンセルや通常注文は対象外。他モールと在庫を共有している場合は、有効化の前に同期の向きを確認する必要がある。
- au PAY マーケット会員ランク(10月1日開始)とサンキュー配送日曜特典の見直し(10月4日)を予告2026-07-01
ダイヤモンド・ゴールド・シルバー・ブロンズ・レギュラーの5段階の会員ランクが10月1日に開始。これに伴い「買い得メンバーズ」のポイント還元・「買い得クーポン」・サンキュー配送の「Pontaパス特典(いつでも1%ポイント還元)」が10月1日9時59分で終了。10月4日からPontaパス会員の日曜還元が最大5%→最大6%、月間上限が500→1,000ポイントに変わる。店舗向けお知らせの範囲では7月中の在庫・価格連携に関わる仕様変更は確認できず。
- Qoo10Qoo10 Seller Conference 2026 を8月25日に開催すると発表2026-07-27
eBay Japan による、カテゴリを限定しない初の全セラー向けカンファレンス。ザ・プリンス パークタワー東京、事前申込制かつ完全招待制で一部に抽選の特別招待枠。対象は法人のEC販売事業者。7月中の在庫・価格連携に関わる仕様変更は確認できず(公式お知らせページは調査時点で523エラー)。
- eBay対象6マーケットプレイスで販売手数料とパフォーマンス関連手数料を変更2026-07-01
ドイツ・米国・英国・オーストラリア・フランス・イタリアが対象。米英はBelow Standardが4か月以上連続で落札手数料に+7%、イタリアは特定指標がVery High 4か月以上連続で+5%。公式告知ページにカテゴリー別の料率や対象カテゴリー一覧は掲載されておらず、変更内容はマーケットプレイスごとに異なるとeBayが案内している。
- ヤフオク!Nintendo Switch 2 本体の出品禁止を解除2026-07-22
「発売から一定期間が経過し、取引環境への影響も落ち着いたことから」解除。現在はYahoo!オークションおよびYahoo!フリマに出品できる。
よくある質問
- Yahoo!ショッピングのPayMethodName変更で、具体的に何を確認すればいいですか。
- 2026年7月16日以降に発生した注文のうち、支払い方法による分類が空欄になっているものや、想定外の分類に振り分けられているものがないかを確認してください。値が「PayPay残高等」から「PayPay残高」「PayPayポイント」に分かれたため、文字列の完全一致で判定していると条件から外れます。エラーにならず静かに通り抜けるタイプの変更なので、さかのぼっての確認が必要です。
- AmazonのListings Items APIの複数マーケットプレイス対応は、日本だけで出品していても関係ありますか。
- 直接の恩恵はありません。この変更は同一リージョン内の複数マーケットプレイスIDを1リクエストで扱えるようにするもので、日本単独運用ではリクエスト数が減りません。ただし同じ7月15日の告知には商品タイプ属性と列挙値の更新についての記載もあるため、商品登録を自動化しているなら内容を確認しておく価値はあります。
- 楽天市場は7月に本当に何も変更がなかったのですか。
- 楽天ウェブサービス(公開API)では7月7日にIchiba APIの新バージョンが出ています。ただしこれは商品検索やリサーチに使うAPIで、店舗運営のRMSとは別系統です。RMS側の在庫・価格連携に影響する仕様変更については、公開情報を確認した範囲では7月中に見つけられませんでした。RMSの管理画面に届く個別案内は各店舗でご確認ください。
- メルカリShopsの在庫戻しは、何もしなくても自動で有効になりますか。
- いいえ。初期設定は「在庫を戻さない」で、ショップ管理画面の「設定 > 注文キャンセル時の在庫戻し」から自分で切り替える必要があります。また対象は予約商品が注文確定前にキャンセルされた場合に限られ、注文確定後のキャンセルや通常注文には適用されません。他モールと在庫を共有している場合は、同期の向きを確認してから有効化を判断してください。
- eBayの手数料変更で、中古を扱っていれば有利になりますか。
- 今回の公式告知ページからは判断できません。同ページにはカテゴリー別の料率も対象カテゴリーの一覧も掲載されておらず、商品コンディション別の増減にも触れられていません。eBayは変更内容がマーケットプレイスごとに異なるとしたうえで、各マーケットプレイスの手数料ページを参照するよう案内しています。自分が出品しているサイトの手数料ページで確認してください。
出典
- [1]SP-API Release Notes(2026年7月29日リリース分)(Amazon Selling Partner API Developer Documentation・2026-07-29)
- [2]SP-API Announcements(チェンジログ)(Amazon Selling Partner API Developer Documentation・2026-07-29)
- [3]selling-partner-api-models コミット履歴(amzn / GitHub・2026-07-31)
- [4]Yahoo!ショッピングAPI 更新履歴(2026年)(Yahoo!デベロッパーネットワーク・2026-07-31)
- [5]【Yahoo!ショッピング】[7/2実施]システムメンテナンスに伴う一部注文処理への影響について(Yahoo!デベロッパーネットワーク・2026-06-26)
- [6]楽天ウェブサービス ブログ(New Versions of Ichiba APIs ほか)(楽天ウェブサービス・2026-07-21)
- [7]楽天市場、店舗運営AIを高度化 RMS利用店舗の半数が毎月活用、分析エージェントで売上改善支援(日本ネット経済新聞・2026-07-08)
- [8]【機能アップデート】予約注文がキャンセルされた際に在庫を自動で戻せるようになりました(メルカリShops・2026-07-22)
- [9]メルカリShops 新機能・アップデート情報まとめ(メルカリShops・2026-07-22)
- [10]au PAY マーケット 店舗向けお知らせ(au PAY マーケット(KDDIコマースフォワード)・2026-07-31)
- [11]au PAY マーケット、お買い物を重ねるごとにランクアップで特典が増える「会員ランク」を10月から提供開始(au(KDDI)・2026-07-01)
- [12]au PAY マーケット、お買い物を重ねるごとにランクアップで特典が増える「会員ランク」を10月から提供開始(auコマース&ライフ株式会社・2026-07-01)
- [13]au PAYマーケット、2026年10月から利用状況で特典が増える「会員ランク」提供開始(ECのミカタ・2026-07-07)
- [14]ECモール「Qoo10」のeBay Japan、セラー向けイベント「Qoo10 Seller Conference 2026」を8/25開催(ネットショップ担当者フォーラム・2026-07-27)
- [15]Changes to selling fees on selected eBay marketplaces(eBay・2026-07-01)
- [16]「Nintendo Switch 2」の出品禁止解除のお知らせ(Yahoo!オークション・2026-07-22)
- [17]ヤフオク! お知らせ一覧(Yahoo!オークション・2026-07-31)
- [18]LINEヤフー、Yahoo!ショッピング出店プランを2026年9月に改定!月額利用料と売上ロイヤリティを新設(Commerce Pick・2026-05-25)
- [19]Yahoo!ショッピング、2026年9月に出店プランを変更 システム利用料が無料から月額1万円に(CommerceZine(MarkeZine)・2026-02-28)
本文は出典にあたって編集部が独自に構成したものです。各社の記事本文を転載したものではありません。 制度・料金・仕様は変わることがあるため、実務の判断は必ず各出典の最新情報をご確認ください。
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